Thirteenth floor

ドメモで1番面白い盤面に出会ったので紹介

2020年8月26日22:29, ボードゲーム

概要

先日ドメモを5人でプレイしていたときに、偶然とても面白い盤面に出会ったので紹介させていただきます。

久々のドメモだったので普通に楽しかったのですが、さらにすごいものが見れました。

ドメモの論文まで書いたくせに、この盤面の存在には気がつけていませんでした。

どんな盤面だったか

下のような感じです。注目するべきなのは場に表になっている札がすべて5だという点です。

ドメモ盤面

なにが面白いのか

5が1になる

この盤面は5の役割がとても重要になります。5は5枚しか入っていないので、場に表で5が4枚見えているということは、あと1枚がどこかにあるということです。これが、自分の手札なのか、場に伏せてあるのかがわかりません。

この状況における5はこの盤面以外における1と同じ役割を果たしているのです。

画像ではD以外のプレイヤーは自分の手札に1がないと確信できますが、51と同じように自分の手札にあるのか、場に伏せてあるのかの2択になっています。

誰かが5と宣言した瞬間にその2択は1つに決定するのですが、誰も言わないままだとどちらにあるのか一向にわかりません(これは通常のドメモで言う、1と誰が宣言するのか問題と同じですね)。

場札の価値

もっと言えば、場に表で公開されている札の価値が各プレイヤーで同じだという点も面白いです。

場札が持つ各プレイヤーにとっての価値は殆どの場合異なります。例えば他のプレイヤーが持っている札の中に合わせて5枚の7があり、場に表で7が2枚見えている場合は自分だけが7という数字を宣言する対象から除外できます。

このように基本的には場札の数字は各プレイヤーによって価値が異なります。

一方で、今回の場合はすべてのプレイヤーにとって場札の価値は同じです。すなわち5が4枚見えていて1の役割になっているというだけの情報なのです(画像では自分の手札を隠していますが、実際のプレイでは5が場札の裏向きで置かれたところにありました)。

5が4枚しか見えていないという意地悪さ

この状況、つまり場に表で置かれている数字がすべて同じであるという状況は4、6、7でも発生します。ただし、5のときが最も意地悪です。

  • 4が4枚 ー> 0の役割(つまり入っていない)
  • 5が4枚 ー> 1の役割
  • 6が4枚 ー> 2の役割
  • 7が4枚 ー> 3の役割

日頃からドメモをプレイしていればわかりますが、自分から見たときに1が1枚も見えないという状況は、なるべく避けたい意地悪な状況です。

これを2回、つまり1と5、対応しなければならないので大変むずかしいです。

まとめ

なんというか、論文を書いたときには気がつけなかった面白さに気がつけてよかったです😊

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