Thirteenth floor

NATIONAL ECONOMY(ナショナルエコノミー)

2020年8月23日7:23, ボードゲーム

概要

NATIONAL ECONOMY(ナショナルエコノミー)という面白いゲームがあるので紹介させていただきたいと思います。

有名なゲームだとは思うので、内容やルールなどは控えめにして、どういうところが面白いか、どんなふうに楽しめばよいかをお伝えしたいと思います。

簡単なゲームの内容

目的は、会社の経営者となり、自らの企業を発展させていくその過程を楽しむこと、です。

ターン毎に自分の労働者を職場へ派遣し、新しい職場を生み出す、金を稼ぐ、等の仕事をさせていきます。

これを繰り返し行うだけです。ゲーム終了時の得点によって、自分の会社が上場企業になれたのか、それとも同業他社に買収されたのか、など自分の経営手腕を実感することができます。😁

詳細なルールはボドゲーマーのサイトを御覧ください。

面白いところ

ゲームバランスがちょうどいい

より大きな会社(つまり上場企業)になるには、多くの職場を作り、稼働させなければなりません。一方で稼働させるためにはある程度の労働者が必要になります。

もちろん、労働者をただで働かせるわけにも行かないので、労働者の数ごとに賃金を支払う必要があります。

ここのバランスをとるのが難しく、一番やりがいのある面白いところです。

労働者の賃金はターン経過ごとに上がっていきます。そのため、最初は大工や商店で働いていればよかった労働者は、もっと高度な職場、製鉄所や百貨店で働かなければならなくなります。

労働者が少なすぎると、その労働者へ支払う賃金を稼いでターンが終わってしまう、なんてことにもなります。一方で、働き手が多すぎると、職場が不足し、労働者へ賃金を支払えなくなってしまいます。

自分の会社が持っている職場や全員で共有している職場の数、種類によって労働者の数を調整しなければなりません。

他のプレイヤーと競いつつも、自分の達成度を楽しめる

複数人でプレイすれば、誰が1位で2位で・・・と順位付けをしますよね。もちろんナショナルエコノミーでも勝利点によって順位はありますが、自分が獲得した点数がそのまま自分の経営手腕へ反映されます。自分の企業の末路がわかるわけですね。

私は他と比べるよりも、自分がプレイした前回と比べることが多いです。今回はうまくいって地元で就職したい企業に選ばれた、とか、全然だめで買収された、といった感じです。

この自分の達成度がきちんと見える化されているのがとても面白いと思いました。

他のプレイヤーとの相対評価だけだと、負けたときは悔しいし、例え1位になったとしても、それは絶対的にどのくらいうまいプレイングだったのかがわかりません。

ボードゲームのルールとして絶対的な評価値があると、自分のプレイングが上達していることを実感出来ますし、今回はうまく行ったのか、下手くそだったのかもわかります。

他のボードゲームでも、こういう絶対的な評価指標があるといいなあと思います。

自分の職場を公共化できる

自分が作った職場は、労働者へ支払う賃金が不足している場合に限り、売却して場の中央に置くことができます。場の中央に置かれた職場はすべてのプレイヤーが使用できます。

私たちは職場の売却を公共化と呼んでいます😁。

特に自分がつくった優良な職場(序盤であれば工場や農場、終盤にかけては製鉄所や自動車工場)が公共化されるのは悲しいのですが、他のプレイヤーが使っているのを見て、自分の職場が役立っていて嬉しい、といった不思議な感情になります。

また「それ俺が作った自動車工場だから!」、「え? もう公共化されているし」みたいなやり取りがゲーム中に出来て、面白いです!

労働者を雇いすぎて賃金が不足しているときは、公共化用職場を無理やり作ったりもします。

「賃金足りねえな・・・しょうがない、公共化用の工場1個作っとくか」、「それ自転車操業じゃん」のようなやり取りも、私たちのサークルではよくあります😊。

まとめ

ボードゲーム初心者には考えることが多く、買収されてしまうことが多いかもしれません。ただやればやるほど上達し面白くなっていくので、気長に遊び続けることをおすすめします!

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