Thirteenth floor

人狼ゲーム 改良その1

2019年8月20日22:24, ボードゲーム

人狼ゲーム改良案

人狼ゲームはすごく面白いゲームだと思いますし、ほとんど手を入れようがないくらい完成されたゲームだと思います。ただ、どうも、人を選ぶというか、「トーク」が苦手な人にとってはあまり面白いゲームではないのかと。

もちろん、「トーク」が好きな人、得意な人から言わせればどうってことはないゲーム、クトゥルフよりもよっぽどとっつきやすいゲームだとは思うのですが。

あるいは、やっているうちに次第に上手になるよ、という意見もあるかと思います。確かにそれはそうなのですが、遊ぶために練習するというのも中々大変ですよね。「トーク」の練習なんて、ね。

というわけで、そういう「トーク」が苦手な人たちとも一緒に出来る人狼を考えてみました。

改善案その1

もとから出来る質問とその質問に対する回答を用意しておく!

早見表

「トーク」が苦手な人って、結局のところ、何を聞いたらいいのかが分からないんだと思うんです。そして、聞かれたことに対してどう答えればいいのかが分からない。まあ、ゲームとして「盛り上がること」を重視するのであれば、その場のノリで適当に答えてもいいのかもしれませんが。

少なくとも、まともに人狼がしたいということであれば、どういう質問をすれば人狼をあぶりだせるのか、どういう回答をすれば人狼だとばれないのか、というようなことを考えるのではないでしょうか。

そして、それが出来ないから、「黙ってしまう」、「わけのわからないことを言う」と言ったプレイになってしまい、結局、誰が人狼か分からず、適当に投票を済ませてしまうのです(まるで現実世界の選挙みたいですね)。

改善案その2

質問の結果を視覚化する!

ボード

人狼なり、TRPGでありがちなのは、何を言ったのか、誰が言ったのか、いつ言ったのかが、明確にならないことでしょう。皆がわいわい言い合うので、「結局どうなんだっけ?」、という状況になりがちです。

上の図みたいに、ボードを用意してしまって、その上に誰が回答したか分かるように目印を置いていけば、より推理がしやすくなるのかなと思います。

実際にやってみた

5人でやってみました。下記は出た意見。

  • 「トーク」がなくなって「論理」ゲームになっている。
  • ボードとかを用意せず、かつ、質問内容を限定せずに、こんな感じで行うのが人狼でしょ?
  • やっぱり5人は少ないのでは?

どれも至極最もですね。「トーク」から「論理」への推移は仕方ないのかなと思います。普通の人狼は「その場のノリ」を優先しすぎている気がして、「人狼」が町の中にいるから早く見つけよう、という背景とは合わないかなと思うのです。「緊迫感」がない。「論理」へ推移する分、「ノリ」が減って「頭を使う」感じになるので、私はそこがいいかなと。

この手のゲームはプレイヤーが「どこまで思考するのか」にかかっていると思っています。

ボードとか早見表を使用せずにこういう質問がポンポン出て、それに対する回答も「ノリ」ではなく、自分に有利な結果を相手が結論付けるように誘導するような「気の利いた回答」をして欲しいし、したいですね。それが本当の人狼ゲームだと思うので。

意見に合った通り、熟練者にとってみればこんなものは必要ないのでしょう。

人数問題はどうしても存在してしまいますね。GMなしでうまいこと出来るようにしてやっているのですが(最初に追放された人にGMをしてもらう)、5人だといまいち面白くならないかもしれません。

今後も改善を続けて行こうと。

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