Thirteenth floor

サイズ:大鎌戦役

2019年8月5日21:48, 13階について

13階とサイズさん

13階にとって、サイズさんは初めて行った本格的な「重ゲー」だと言える。

ワンプレイの時間が2時間から3時間になると、当然、途中で飽きてしまったり、ゲームの目的そのものを見失うことがある。 そのような恐怖から、「重ゲー」を買うことは躊躇われていたし、ボードゲームを検索するときの条件からもプレイ時間2時間以上のゲームは外されていた(と思う)。

サイズさんを初めて行ったときは、ちょうど天皇さんのお誕生日のおかげで10連休という超大型連休が発生したタイミングだった。サイズさんを持ってきてくれた(ここでは仮にAさんとしよう)Aさんは、肩に大きな箱を担いでいた。どのくらい大きいかというと・・・モノポリーさんの箱を2つ横に並べたくらい大きかった。厚みはモノポリーさんの箱を5つくらい重ねたくらい分厚かった。重さは2キログラムちょっと。

とにかく5月のちょっと涼しい時期に、私達13階は、(サークル名を13階としているにも関わらず)13階からはるか遠くの新小岩?か小岩?でサイズさんをプレイした。

事前にAさんがルールブックをPortable Document Format形式にしてLINEに貼ってくれていた、のだが、ルールの説明およびプレイの準備に30分から40分くらいはかかってしまった。これは予習を怠った私達にも原因があるのだが、やはり、サイズさんのコンポーネントが多いのも理由の一つだろう。

木製で出来た資源やオブジェ、ワーカー、樹脂でできたキャラクターやメック、各種カード。これらをどこに置くのか、何枚置くのか、どのタイミングで使用するのか、何のために使うのか、それはもうたくさん覚えることがある(もちろん自転車の乗り方のように、一度覚えてしまえば一生忘れることはないだろうが)。

まあ、なんだかんだと準備をして、いざサイズさんを始めたのである。

プレイ中

トイレに2回ほど立つことになってしまった私は、このゲームをするときは事前にトイレにいって、かつ、利尿作用のある緑茶やコーヒーは飲まないようにしようと思った。

それほど長く、かつ、トイレに立つ時間がもったいないと感じるくらいに面白い。

サイズさんは(少なくとも13階のなかでは)シヴィライゼーションさんと同じジャンルなのではないか、という意見の一致を見ている。ワーカーを使って資源を採掘し、その資源を使用して各種アクションを行う。土地によって生産できる資源は異なるし、河の要素もある。一つの大陸、というか、マップを共有して複数の国や文明がある点も共通要素だと思う。

大きく違うのは戦闘の比重とゲーム内時間であろう。シヴィライゼーションはご存知のように戦闘で相手文明を全て滅ぼすことでの勝利が存在する。滅ぼすまで行かなくても、相手を牽制したり、文明が発展するのを妨げるために戦闘を行うことはままあるだろう。

一方で、サイズさんは優しい。平和主義なゲームである。5月のゲームでは2回あったくらい、2回目は0回だった(戦闘?なにそれ?)。サイズさんで戦闘を行っていいことが全く無いわけではない。勝利条件の一つであるし、相手の作ったオブジェクトを奪うことが出来る。

ただそれに比べてデメリットのほうが大きい、と個人的には思う。戦闘すればその分だけ戦力が減ってしまうし、非戦闘員のワーカーを襲うとそれだけハートが減る。何よりもちょっとギスギスする。

だからファクトリを占領している不届き者がいるとか、自分のオブジェクトが密集している領地を取られたお馬鹿さんくらいしか、戦闘を行うメリットはない。したいからするのではなく、それ以外に手が無いからする、といった感じ。

ゲーム内時間の概念については、シヴィライゼーションさんは言わずもがなだろう。文明の発展がテーマのゲームであるため、スタートは紀元前(だっけ?)、とにかく、時代が昔から今、そして未来へと進んでいく。時代が進むにつれて科学技術が発展し、より高度な兵器や技術を身につけることが出来る(ドクター・ストーンを読んで面白いと思うのであれば、シヴィライゼーションさんも性に合っていると思う)。最終的には科学を極めて宇宙船を作ることでゲームに勝利出来る。

サイズさんは時間という概念がない。まあ、ボードゲームだから、そんなものは無くていいのかもしれないが。シヴィライゼーションと違って、勝利条件を満たしたプレイヤーの勝利ではなく、勝利条件を満たしたあとの得点計算によって勝敗が決まる。だから、勝ったプレイヤーは何に勝ったのかイマイチはっきりしない(シヴィライゼーションさんは相手の文明を全て滅ぼしたから勝ち、とか、宇宙に行ったから勝ち、とか世界遺産作りまくったから勝ちとか、なんか理由があって納得感がある)。

そのあいまいさが、結果よりも、その過程を楽しむという、コンセプトへつながっているのかもしれないが。

2回目は・・・

サイズさんは自分が使うキャラクター、およびプレイヤーボードの組み合わせで結構なパターンのプレイが楽しめる。

ただ結局プレイには人の性格が出るようで、効率的に動きたい人は上段アクションと下段アクションが出来るように動くし、遭遇してとにかく事件を解決したい人はどんどん移動する。

勝利条件は自分がしたいことをしているうちに自然と達成出来るので、自分が好きなアクションをするのがいいのだと思う。

今度はワーカーを最大まで雇って、ひたすら資源を作ろうかなと思う。

総括

サイズさんは確かに重ゲーだが、面白いし、きっと定期的にやりたくなる。いつも30分で終わるゲームばかりだと、ね。短編集ばかり読んでいると時々長編読みたくなるみたいな感覚。

みなみけとかけいおんとからきすたとか高木さんとかゆるキャンとか見たあとは、ジョーカー・ゲームとかドクターストーンとかジョジョとかラブライブとかよりもいとか見たくなるみたいな感覚。

コメント

コメント投稿ページへ